【映画講評】パラサイト
こんにちは、ふぉれもりです。
今日は、久しぶりの映画講評。
タイトルの通り‘パラサイト’について書いていきます。
この内容には、多少のネタバレが入っているため、苦手な方は一度ご覧になってから見てもらえたらなと思います。
私が感じた点は
・階段を使った高低差の表現。
・前半の楽しい雰囲気からの後半の狂気
になります。
概要は、半地下に住む一家「キム一家」。
みんな仕事がなくピザの箱を作るバイトで生活をしていた。
そんなある日、長男ギウが、友人に頼まれ、高台の上の高級住宅街に住む「パク一家」の長女の家庭教師になることからスタート。
ギウは、すぐに関係性を作り奥様と仲良く話していたところ、その家の長男ダソンがやってきたが、まぁ悪戯っ子で変な絵を描くところがある。
そこでギウは、美術の先生として妹をジェシカという別人で紹介。
ここから、運転手を嵌めて父を代わりに、家政婦を追い出して母を代わりに配置することで、パク家を『パラサイト(寄生)』したわけです。
そんなある日、パク一家は長男の誕生日にキャンプに出かけることに、そのため大きい家はキム一家のもの(一時的だが)。
ここで酒やら肉やらありとあらゆるものを楽しんで、家族間で冗談を言ったり笑顔が溢れ、外の嵐も何吹く風で楽しんでいた。
その時、玄関からの呼び鈴が…。
(あれ…?家族帰ってきてもうた…?)
と思って返事をしたところ…
そこには元家政婦が嵐の中立っているではないか。
聞くところによると、地下室に忘れ物をしたそうな。
開けて中に入れて地下室に行かせて待っているが全然こない。
痺れを切らして見に行くと…?
そこにはすごいポーズで棚を動かす元家政婦。
それを動かしたところ、なんと地下室があるではないか。
そこを何段も何段も降りた先には、男がいるではないか!
いや、居住区があるではないか!!
なんと、パク一家の前に住んでいた先生が地下室を作っており、その中で夫を借金取りから逃すために隠していた。
警察にバラそうとしたが、運悪く家族が遭遇してしまいそれを動画に撮られて逆転。
そこからの攻防があり、大変な騒ぎになる中、今度は本当にパク一家が帰ってくるとのこと!
これは大変だと夫婦を地下室にやるキム一家。
その際に縛りつけたり階段から落としたりと必死の中パク一家が帰宅。
とりあえず片付けはできたが逃げきれず、全員ベッドの下に。
息を潜めてはいるが、ダソンが庭でテントを張ってしまい、そこに監視のためにパク夫婦がリビングで寝ることに。
無事寝たことで、逃げ出せて帰宅するキム一家だが、大雨の影響で家が沈み体育館に逃げ込むことに。
次の日、パク一家の奥様からダソンの友人をたくさん読んでパーティーをするということで、一家が(結果として)呼ばれることに。
ギウはパク一家の長女といたが、始末をつけないとと地下にある夫婦を殺しに向かう。
降りた先には血を流した状態で死んでいる元家政婦がおり、そこに気を取られていると、鈍臭い長男の行動が途中でバレていたことから、元家政婦夫に襲われ頭を石で叩きつけられ気絶、そして逃げられる。
逃げた先で包丁を持ち、キム家長女を包丁で遅い、キム家の母も襲う。
その際に周りの人たちも切りつけ惨劇になってるなか、子どもを助けるために車のキーをもらおうとするパクさんだが、失敗し元家政婦夫の下敷きになり、そこで返り討ちにあった元家政婦夫が血塗れの状態でキーを下敷きに。
それを取るパクさんが悪臭から鼻を摘んだ際に、キムさんがキレてパクさんを刺という大惨劇に。
奇跡的に生きてたギウだが、妹は死に、父は行方不明に。
そんなある日、高台から元パク家を覗くと、照明を使ったモールス信号が。
意味を調べたら、地下に父がかくれており、心配するなというメッセージ。
最後息子は計画をする。
家を買い取り、また迎えに行くと。
最初あんなに楽しかったのに、最後はあんなにも惨劇が起きて終わるとは思いもしなかったし、それがほんと終わりに急展開という形で走り抜けたことはとても印象に残った。
あとは、視点が上から見える世界、下から見る世界という、物理的な高低差と、そして地位という高低差この面を見せたれて、韓国という国の大変さを感じた。
キム一家はスキルがあるのに就職ができていなかったが、それだけ就職のハードルが高い国なのかと感じた。
映画としても面白いが、韓国という国を少し知れた点でも面白い映画でした。
いや、レンタルした価値はあったと思います。
ぜひ、観ていない方は観て欲しいと思います。
ではでは、ふぉれもりでした。