【音楽】新しい楽譜 / 僕の楽譜の読み方
こんにちは、ふぉれもりです。
(※今日、初めて読者が1人ついたので、とても幸せな気分になっております。ありがとうございます。)
先日、春にやる予定の演奏会(録音→配信スタイル)の楽譜が配られた。
正確に言うと、練習はされていないので自分で原譜をコピーして印刷したのではある。
ぼくは新譜を手に入れるときとてもわくわくした気持ちになる。
新しい譜面との出会いは、僕の音楽の世界を広げてくれるし、何も書かれていない譜面を自分でどうやって理解するのか勉強できるのか考えされてくれるからだ。
ただ、こんな(変人?)な僕と違い、楽団の人の多くは譜面をもらって何もせずに合奏に乗って指揮者に言われたことを次回までに頑張ってくるというようなことをしています。
・そんな、自分で何を勉強するの?
・みんなでやってからじゃないとわからないでしょ
・指揮者の通りにやっておけばいいじゃん
など、意見は多数あると思います。
そこで、簡単ではありますが、ぼくの楽譜の読み方を紹介します。
これによって、 少しでも楽譜と言うものが面白くなればなと思い書いていきます、ではどうぞ。
順番:
-合奏前編-
1.小節番号の記載
2.音楽記号を調べる
3.何調かを調べる
4.(可能であれば)吹いてみる
5.音源を聴きながら譜読みをする
-合奏中・後編-
1.間違ったところをメモ
2.指示を記載
-合奏前編-
1.小節番号の記載
まず最初の対応はこれ。
合奏をするときに大事なのは、小節番号がわかることだと思っています。
これ、意外とやっていない人が多くて「じゃあ65小節目から!」と言われたときに、「えっと、62,63,64・・」と言うてる間に始まってしまってせっかくの合奏の時間を無駄にしたり、一番最悪なのは複数人は入れなくてやり直しになること。
時間を無駄はなかなかの罪なんです。
特に、週に1回とかしかないとなると余計に無駄にしてられないんです。
必ずやりましょう。
2.音楽記号を調べる
これは、楽譜上に乗っている"イタリア語"が何を示しているのかを知ることです。
例えば、”Andane” なら ”歩くような速さで”と言う風に、楽譜のイタリア語の上または書きやすい位置にどういう意味なのかということを調べて記載する作業になります。
これをなぜするのかと言うと、「どういう風に吹いてほしいか」を正しく知るために必要だからです。
先ほどのAndanteやPoco rit(だんだん遅く)がわからないと、指揮者についていくだけの面白くない、人形のような演奏になるかもしれません。
逆に、この部分がきちんとできるだけでどんな音楽をしようかと言うことが明確になります。
本もありますが、最近はネットですぐ調べることができるので「すぐ」調べていきましょう。
私が参考にしているサイトはこちらになります。
ぜひ参考にしていただければと思います。
3.何調かを調べる
これは、何音階なのかと言うことを知るということです。
曲の開始はもちろん、転調する部分も含め、全部調べます。
・♯が何個だから何調。
・♭が何個だから何調。
じゃあこれを調べたら何がいいのか。
それは、単純に音間違いが減ります。
合奏してみて多いのは、#・♭などを平気で落として「なんや気持ち悪いハーモニーやなー」と思いながら吹いたり、時には指揮者に止められて一人ずつ見て原因を探すなんて時間を取ることになり、これもまたもったいない時間になります。
そのために調を調べることと同時に、その調の音階を練習すること。
何回も何回もやることで、トロンボーンなら腕が勝手に覚えます。
そして、そこまでいけば初見でも音間違いがほぼなくなります。
ぜひやってみてください。
4.(可能であれば)吹いてみる
上の3つが終わったら、次は演奏をしてみる。
ただ、コロナ禍のいまではできない可能性もあるので、ここは可能であればと言うことにしています。
初見演奏で大事なことは2つ
・テンポはゆっくりにして、確実にできるテンポにする
・難しいところから取り組む
初見でやりがちなのは、テンポ通りにとりあえず適当に吹いてみたらいいやというやりかたですが、それでは一生譜面になめられたままで終わります。
ゆっくり、確実にをこころがけましょう。
5.音源を聴きながら譜読みをする
これはその通りで、CDやYOUTUBEなので音源を探し、見ながら聴くという行為です。
これは、自分の譜面を読むのはもちろん、他のパートとの絡みを知ることで、自分がどうやって吹こうかと言うことを考えるために使えます。
聴くことで、「あ、もっと軽くしたほうがいいのか」とか「ほかのパートの支えだから重厚感を持ったほうがいいか」とか考えられますよね。
それをすることで、合奏と言う場で実験ができるようになります。
ここまで来てやっと合奏に乗る準備ができるようになったわけです。
あとは、合奏中にやることも書いていきます。
-合奏中・後編-
1.間違ったところをメモ
これは、実際演奏してみて出たミス、#・♭もだし、思ったより大きかったなとかの感じたことをメモする作業です。
なぜこれをするかと言うと、同じ間違いを2回しないための対策になります。
失敗した=またやる可能性があるということなのですぐにメモしましょう。
・えんぴつなら濃いもの(3Bとか)
・ボールペンでもさっとでるもの
急いで書くので、このようにすぐかけて濃いものを選んでください。
楽譜は印刷しなおすことができるけど、その時思ったものは忘れてしまうと思い出せないからです。
2.指示を記載
これは言わなくてもわかると思いますが、指揮者の指示の内容を書くということです。
ここで大事なのは、合奏前の段階で感じていたこととの差を知ると、音楽のとらえ方の幅を広げることができるのでお勧めです。
さて、いかがだったでしょうか。
このように、楽譜1つでもたくさんやることがあるんですよね。
少しずつでもいいので、楽譜を深く読み込んで、音楽って面白いとなっていただけたらなと思います。
最後に
これを合わせて覚えておいてほしいのですが
”作曲者は、楽譜にすべてを書いている”
と言う点です。
楽譜にはすべて書ききっており、僕たちが読み解き表現する。
このことを頭の片隅に入れて読んでいくと、さらに深いところに行けるかもしれませんね。
また、機会を見つけて、もっと深い部分についても書きたいなと思うので、ぜひぜひ楽しみにしておいてください。
ではでは、ふぉれもりでした。